とある夫婦の雑記ブログ

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呼吸療法認定士の勉強法 自作予想問題 解剖①

 

1.胸郭を構成していないものはどれか

A.脊柱骨

B.肋骨

C.鎖骨

D.横隔膜

E.大胸筋

 

A ②B ③C ④D ⑤E ⑥どれでもない

 

 

2.胸腔について誤っているものはどれか

A.胸腔内には常に胸水が存在する

B.胸腔内は常に空気が存在する

C.壁側胸膜と臓側胸膜(肺胸膜)はつながっている

D.胸腔内圧は大気圧より低い

E.胸腔ドレーンは胸膜の隙間に挿入する

 

A ②B ③C ④D ⑤D ⑥どれでもない

 

 

3.気管・気管支について正しいものはどれか

A.気管から終末細気管支に至るまで17回分岐する。

B.気管から肺胞嚢に至るまで27回分岐する。

C.左右主気管支の角度は右が15°、左が25°である

D.気管の内径は成人で16.5mm、乳幼児で9.4mm、新生児で約5mmである

E.気管の長さは成人で10~12cm、乳幼児で4.5~5cm、新生児で約4cmである

 

A.B ②B.C ③C.D ④D.E ⑤A.E ⑥すべて

 

 

4.気管・気管支について誤っているものはどれか

A.右主気管支は太くて短く、左主気管支は細くて長い。

B.気管は1620個の馬蹄形の気管軟骨が互いに連結している。

C.気管・気管支の栄養血管は肺動脈である。

D.呼吸細気管支まで線毛は存在する。

E.4ー5胸椎の高さで主気管支に分岐する(気管分岐部)

 

A.B ②B.C ③C.D ④D.E ⑤A.E ⑥すべて

 

 

5.肺胞について正しいものはどれか

A.肺胞径は0.1~0.2mmである。

B.健康な成人肺の肺胞表面積130㎡である。

C.肺胞の数は約3億個である。

D.Ⅰ型肺胞上皮細胞は薄く、Ⅱ型肺胞上皮細胞は立方形である。

E.Ⅱ型肺胞上皮細胞は肺サーファクタントを分泌している。

 

A.B ②B.C ③C.D ④D.E ⑤A.E ⑥すべて

 

 

6.肺の血管系について誤っているものはどれか

A.肺動脈には動脈血が流れている。

B.気管支動脈の血流量は健康人で心拍出量の5%である。

C.肺動脈は気管支に併走している。

D.肺静脈は小葉間を肺門に向けて走る。

E.肺動脈は右心室より1本の肺動脈主幹として出る。

 

A.B ②B.C ③C.D ④D.E ⑤A.E ⑥すべて

 

 

 

 

 

 

 

答え・解説

1.胸郭を構成しているものはどれか

答え:⑤

解説:胸郭は胸壁(脊柱骨・肋骨・胸骨・肩甲骨・鎖骨と筋肉)と横隔膜からなる。

 

2.胸腔について誤っているものはどれか

答え:②

解説:胸腔には常に少量の水分が存在し、空間になっているわけではない。空気が存在 している状態を気胸という。

壁側胸膜と臓側胸膜(肺胸膜)は肺門部を介してつながっている。

胸腔内圧は常に陰圧(安静時-4~-8cmH2O、呼気時-2~-4cmH2O)ただし、正門を閉じた努力呼吸では-40cmH2O、努力呼気時では+40cmH2O、に達することもある。

 

3.気管・気管支について正しいものはどれか

答え④

解説:気管から終末細気管支までに16回分岐を行う。気管から肺胞嚢に至るまで23回分岐を行う。17分岐以降はガス交換の機能をもつ。

左右主気管支の角度は右が25°、左が45°である。

 

4.気管・気管支について誤っているものはどれか

答え:③

解説:気管から呼吸細気管支までの栄養血管は気管支動脈。呼吸細気管支から肺胞嚢までの栄養血管は肺動脈。呼吸細気管支気管支動脈と肺動脈が混在している。

線毛は終末細気管支まで存在し、終末細気管支からは存在しない。

 

5.肺胞について正しいものはどれか

答え:⑥

解説:肺胞表面積は130㎡ガス交換を行う面積は成人肺で50㎡

Ⅰ型肺胞上皮細胞は肺胞表面の大部分を覆う細胞でⅡ型肺胞上皮細胞は肺サーファクタントを分泌して肺胞の虚脱を防ぐ役割をしている。

 

6.肺の血管系について誤っているものはどれか

答え:①

解説:肺動脈には静脈血(ガス交換がされていない血液)が流れている。

気管支動脈の血流量は健康人で心拍出量の1~2%である。(気管支拡張症や肺の炎症等で気管支動脈は拡張して血流量が増え、血痰・喀血の原因となる)

気管支動脈・静脈は気管支を養うためにあり、気管支静脈の一部は肺静脈に戻る。(生理的シャントと呼ばれる)